7月3週:踊り場です。
2010年07月29日
F-Questは、IT系のベンチャー企業に特化して、企業ブログやTwitterなど、ソーシャルメディアを通じた採用をお手伝いしています。
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この会社の特徴を知る
株式会社ヌーラボの、橋本社長にインタビューをしてきました!ヌーラボさんは、昨日(2010年3月16日)TV東京のワールドビジネスサテライトに登場したので、ご覧になった方も多いかもしれません。
株式会社ヌーラボは、プロジェクト管理ツール「Backlog」や、図の作成ツール「Cacoo」といったWebアプリケーションを提供し、国内だけでなく海外からも高い評価を受けている会社です。
先日私が書いたCacooのレビュー記事を見た橋本社長とTwitterで知り合い、取材をお願いしたところ、快く受けていただきました。
感想をひとことで言うと、ものすごーく、意外な発見に満ちたインタビューでした。何が意外だったかというと、ズバリ、「社長像」です。
前回の記事で
ソーシャルアプリといえばゲーム全盛の今、Cacooのようなツールを開発しているのは、戦略的で、ユニークな会社と言えそうです。技術力だけではなく、企画力や経営センスにも優れているからこそ、ここまでのものがつくれるのではないでしょうか。
と書いたように、お会いする前は勝手に「製品開発へのこだわりの強い、日本のスティーブジョブズみたいな社長が、考えに考えを重ねて戦略的に作ったサービスにちがいない!」と思っていました。(Cacooの完成度の高さや、海外展開を見ると、そう思ってしまいませんか…?)
ところが実際に橋本社長にお会いしてみたところ、間違いなくユニークで、素敵な社長でしたが、「スティーブジョブズみたいな」とか「戦略的」という社長像とはちょっと、いやかなり、違っていたのです!
どう違うかは記事をよんでいただくとして、個人的には、あの、ベンチャー発のサービスとしては珍しいほどユーザビリティと完成度の高い製品たちが、いわゆるスティーブジョブズタイプのこだわり(会ったことないので知りませんがw)とは正反対のところから生まれているという点が、非常に印象的でした。
キーワードは「コラボレーション」。ものづくりと、ベンチャー企業というものについて考えさせられるお話が、満載です!
橋本さんはどういう社長ですか?
脱力系・・・。ですかね。
だ、脱力系ですか。
←自然体の橋本社長。
ここまでカッコつけずに、自分の言葉で語る社長にお会いしたことはないかもしれません。強い存在感とあたたかさに、こちらもつい自然体に。
えっとじゃあ、まずは社員の方について、聞かせてください。どんな方がいらっしゃるんでしょうか?
たとえばですね、 Cacooのサーバ管理とか Backlogの保守メンテナンス、機能追加を主にやっている社員がいるんですが、その人のつよみは、新しい思想とか発見をするよりも、ひたすら守り抜くことだったりするんですよ。珍しいし 目立たないかもしれない才能ではあるけれど、ものすごい力を感じますね。
あと、ある研究熱心な人が、Cacooの同時編集の機能だったりとか、ユーザビリティの向上とか、速度の向上をやってくれました。 その人のつよみは、「グーーーッ!」て集中的にはまってやる 才能です。なかなかそういうところって、やっぱり普通の人にはできない。すごいんですよ。
あと、 受託開発では、うちの受託開発はやることの振れ幅が大きかったりするので、普通に何かひとつの分野とか言語にフォーカス当ててやっていくのは難しい。ある 時はWeb制作系の、比較的軽いところをやったかと思ったら、今度は携帯電話に組み込むようなものを作ったりとか、振れ幅が大きくて、落ち着きがないん ですよね。そこをキレイにレシーブして最終的にはアタックまで決めるというのはやっぱり、才能だと思います。
そういう感じで、きりがないですが、みんなそれぞれすごいんです。
ご自分のことは「脱力系」の一言なのに、社員の方の話は熱いですね(笑)!
いろんな才能をもったスタッフの方が、それぞれのつよみを活かしながら働いていらっしゃるんですね。
←ヌーラボ東京オフィスの社内風景。仕切りの向うでインタビューをしていましたが、時々笑い声が聞こえてくる、和やかなオフィス。
では、そんな才能のある社員の方々の中で、橋本社長の役割ってなんなんでしょう?
僕?いやー、僕は特に何も持っていないです。
え、いや、何かあるのでは!?
イヤー特に・・・うーん、ルーズさとかですかね?(笑)
い、いや、でも、ルーズなだけじゃ誰も一緒にやってくれないですよね?(と食い下がる)
ううううーーーん。。。(熟考)集団で何かをやることに関する慣れ、みたいなものはありますね。
学生の頃から、芝居みたいなことをやっていて。役者さんもいれば音声さんも大道具さんもいるし、お客さんもいる、いろんな役割を持った人たちの中で、僕は主 催とかやっていて、お互い重要なところが違う人たちが集まって何か一つの 舞台をつくるというのにすごく慣れてるんですよ。作るっていうか、みんながやってるのをぼやっと見ているっていうのが得意です。
うん、「どうでもいい力(りょく)」みたいのがあります。
どうでもいいりょく・・・ですか。そういう集団の中での、橋本さんの役割はなんだったんでしょう?
財布です(きっぱり)。その頃からお金と、あと打ち上げの準備。それと、今度はこういう感じでいったらいいんじゃないかな?という程度の、ゆるーい方針出しです。
集団でみんなが議論していると、僕はそれをどんどん後押しする感じですね。もっとやれーって。で、最終的に、決定権がなぜか僕にまわってくることが多いんですよ。で、僕としては気持ちはないんだけど、みんなの意見を総合して、いい落とし所はこの辺かな、じゃあこうしよ、みたいな。
「気持ちはない」って、どういうことですか?
僕はこうしたいんだ、ということじゃなくて、ここら辺におとしといたらいいんじゃないか、平和なんじゃないかっていう。
今も大きめのイベントとか携わっているけれど、ポジションはあんまり変わってないですね。
みんなの意見をまとめて、落とし所を見つける感じなんですね。
でも、会社の経営者としては、リーダーシップと言うか意思決定が求められませんか?
うん、その意思決定が、場の空気を読んで、足して割って、これか、みたいな。僕個人のやりたいことっていうのをそんなに出しているわけではない気がします。
もちろん、結果的に僕が出したっていうところが大事になってくるので、そこはちゃんと、そういうつもりで結論を出してはいますけどね。
ああ、なるほどー、だから「どうでもいい力」なんですね。橋本さんの意見ではなく、みんなの意見を総合して、最終的な意思決定をするのが橋本さんだと。うーむ。なるほど。
ほんと、僕はいろんな人に助けてもらってますよ。「助けてもらう力」があると思うんですよね。
例えばどんなところを助けてもらってるんでしょう?
スケジュール管理とか。できなくて、ダブルブッキングとかしちゃうので。もう、人としてち ょっとダメなんですけど・・・w
あと、今後、CacooとかBacklogにつぐ新しいものをどんどん出していきたいんですけど、そのアイディアと作る力がないので、アイディアを持っている人と作る力を持っている人には助けられますね。
おお、もう製品作りから。橋本さんの中にある何かをみんなで形にするのではなくて、とにかく外のいろいろな人のアイディアやつよみを、引きだして形にするの(を見守ること)が橋本さんの仕事なんですね、きっと。
では、実際に今のCacooやBacklogはどうやって生まれたんでしょうか?
⇒次の記事:偶然が重なってうまくいった最初の製品「Backlog」へ
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かさぎ
約10年前、新卒で入社した大手企業ではどうしても自分の居場所が見つけられず、「このままでは自分がだめになってしまう...
2010年07月29日
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