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2010年02月15日 11:08

企業が勉強会を開催するには?
第2回 テーマの選択 * * * *

by かさぎ

Tags: モテる会社の作りかた

勉強会が流行っているし、うちもブランドを確立したいから、やってみよう!と思いついたところで、どんなネタでやるのかが難しいところです。

まず最初に、テーマの見つけ方のコツを考えてみたいと思います。

NGケース:既に得意な分野を選んでしまう

よくありがちなのが、「うちは○○が得意な会社だから、○○の勉強会をやろう!」というケース。
得意分野でブランドをつくりたいというのはわかるのですが、残念ながらこれはよろしくないかもしれません。

理由1:主催者と参加者の関係が対等でなくなってしまう


○○が得意だということは、「○○を教える」ことになり、それでは主催者と参加者の関係がアンバランスになってしまいます。

勉強会はあくまで、「それを勉強したい人が集まって一緒に勉強する」のが主旨です。主催者は中でも特にその分野を勉強したいと思っている世話人のような存在で、決して教師ではありません。もし、講習会のような内容だと、じゃあその見返りに何を求められるのだろう?と参加者が不安になってしまいます。

※「自社が得意な最先端の技術を広めたい」場合などは、講習会でもブランディングがうまくできそうですが、例外的で滅多になさそうなので今回は省きます。

理由2:一般的な分野の場合、ブランディングにならない

「既に得意な分野○○」はだいたい、既に一般化されている(=古い、みんながそれほど勉強したいとは思わない)分野であることが多いです。「○○の勉強会をやるなんて、ずいぶん陳腐な会社だな」とわかる人にはわかってしまいますし、逆に「○○を教えてもらいたい」という初心者ばかりが参加して、ブランディングからは程遠くなってしまいがちです。

 

では、どんなテーマにすれば良いのでしょうか?

OKケース:これから得意になりたい分野を選択

基本的には、「今はまだ詳しくないが、これからその分野で突出した存在になりたい」と思っている分野、キーワードをテーマに掲げると良いのではないかと思います。

  • うちは、今はJavaの会社だけど、この技術を活かしてAndroidでいろいろ作っていきたいんだよな…と考えたら、「Android勉強会」。
  • Javaはもう一般的な技術だから、これからはPythonでいきたいな…と思ったら、「Python勉強会」。
  • Rubyの波に乗り遅れたけど、最近お客さんからよく聞かれる…と思ったら、「Ruby勉強会乗り遅れ組」

【詳しくないから、詳しくなりたくて、勉強する。誰か一緒にやりませんか?】というのが、勉強会の基本スタンスだし、企業主催だとしても、その原則から外れてはいけないのではないでしょうか。

でも、それじゃ自社がその分野に詳しくないことがバレバレだし、ブランドができないんじゃない?と不安になるかもしれません。

そこは大丈夫!

Android 勉強会を続けて、その内容を発信(←ここが重要)しているうちに、

「この会社はAndroidが得意なんだな」
「しかもAndroidに興味のある技術者のネットワークを持っているんだな」
「Androidのことならこの会社に聞いてみよう」

というブランドが、確実にできていきます。でももっと大事なのは、それが単なるブランドではなくて事実だ、ということです。だって、勉強会を何回も続けていたら、当然その分野が得意になりますよね。勉強会の開催を通じてその分野に強くなり、しかもその事実を広く宣伝することができるのが、勉強会を開催する大きなメリットだと思います。

ベストケース:たくさんの人が、または集めたい人が気になっている分野

OKケースの条件は「今はまだ詳しくないが、これからその分野で突出した存在になりたい」と思っているテーマでしたが、実は更に上の、ベストケースがあるかもしれません。

それは、OKケースの条件を満たしたうえで、そのテーマを「得意な人はまだ少ないが、興味のある人は多いテーマ」または「集めたい人にとって魅力のあるテーマ」に進化させることです。

たとえば、Androidという上記の例では、もしかしたらもう得意な人がたくさんいて、同じような勉強会も多く、飽和状態かもしれません。その場合、せっかく勉強会を立ち上げても、あまり多くの参加は見込めません。

でも、「Androidアプリのマネタイズを考える勉強会」だったら、それはまだ得意な人が少なく、でも関心のある人は多いという状態なので、参加者が多くなるのではないでしょうか。参加者が多くなるということは注目度も高くなり、その分野でブランドができる、ということです。また、単に Androidに興味のある人ではなく、Androidでビジネスをしたい、という視点を持っているエンジニアを集めたい場合にも、このテーマ設定は有効です。

というように、自社の方向性に、「どんな人をどれくらい、何のために集めたいのか」という点をプラスして考えると、良いテーマ設定ができるような気がします。

ただし、無理は禁物です。注目度を高めるために、自分たちの方向性とは違うテーマを設定しても、絶対に続きません。大事なのは、たとえ最初に集まる人数が少 なくても、自分たちがやりたいと思うこと、継続できることをテーマに設定することだ、ということを忘れないようにしましょう。中途半端にベストケースを追求するよりも、確実なOKケースを実行に移しましょう。

 

※この記事は、まだ模索中の内容について書いています。また、執筆者はエンジニアではないため、見当違いの例をあげているかもしれません。お気づきの点はお気軽にご指摘ください。また、いろいろな立場からのご意見をお待ちしています。

この記事の執筆者

代表取締役 かさぎ 34歳

約10年前、新卒で入社した大手企業ではどうしても自分の居場所が見つけられず、「このままでは自分がだめになってしまう...

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