株式会社F-Quest > 【連載】「ウノウラボ」の秘密 ウノウ株式会社 インタビュー - 第8回 まとめ:社内に成長サイクルを作るには?

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2010年02月06日 21:19

「ウノウラボ」の秘密 ウノウ株式会社 インタビュー
第8回 まとめ:社内に成長サイクルを作るには? * * * *

by かさぎ

Tags: ユニークベンチャー発見!

ウノウさんに見た「成長サイクル」

あこがれのウノウさんにお話をうかがって一番印象的だったのが、「ブログや勉強会があることで、自然に、よいサイクルができている」という点でした。そこで、そのサイクルをわかりやすいよう、図式化してみました。(クリックで拡大します)

 

 



これが、ウノウさんの、 「成長サイクル」なんですね。
「成長サイクル」は、成長を個人的なことにせず、その過程を社内外で共有することで、次の成長につながっていく、という点が大きなポイント。

このサイクルがあるからこそ、ウノウのエンジニアの方々は自分たちの成長がもたらす可能性を信じて、新しいことへの挑戦を続けられるのでしょう。

では、成長サイクルを持っていない会社は、どうなるのでしょうか?


左の図のように、個々の社員が学んだことは社内のごく一部でしか共有されておらず、他の誰かが同じような課題にあたったらまた同じことを調べなければならないし、そんな試行錯誤をしていることを、社内も社外も誰も知らないという、もったいないことに…。

個人が身につけた内容を社内で共有し、更に社外にも発信する仕組みがあれば、それはナレッジマネジメントにも、ブランディングにも、採用にも、営業にもつな がって、更に大きな「社員の、会社への誇りと愛着」というところまで発展して、会社の大きな成長になるのに、残念なことですよね。

なぜ、「成長サイクル」を作ることができないのか?

多くの経営者の方が、

  • 「それはわかっているが、今目の前にある、お客さんの案件が最優先で、余裕がない」
  • 「少しでも時間があれば、ブログやら勉強会をするより、とにかく新しいものを作って世に出すのが先決」
  • 「アピールできるような、よいものができたらはじめる」

とおっしゃいます。
私自身も常に、お客さまのサポートを優先して自分のブログを後回しにしてしまうので、気持ちは痛いほど、よくわかります。
技術力があり、受託開発で好調な会社ほど、新規事業にチャレンジしたいのにそのゆとりがなく、「成長サイクル」を作るのを後回しにしてしまいます。

でも、それでは、、、受託の仕事は増えるかもしれませんが、自社の新規事業で成功することは、まずできません。 

成長サイクルを作らないままに新規事業をはじめても、一部の優秀な社員の負担が増えるだけだからです。どんなに優秀な人でも、できることには限りがあります。そしてその社員が辞めてしまったり、やる気を失ってしまったら、せっかくチャレンジした新規事業がそこで終わってしまいます。

もっと重要なことは、組織の中に、新規事業を手掛ける一部の優秀な人とそうでない人、 という明確な区分けができてしまうことです。その区分けは、組織全体の前向きな成長意欲を低下させてしまい 、結局、成功から程遠い企業になってしまいま す。

社内に「成長サイクル」を作るには

でも、どうしたら余裕のない会社が「成長サイクル」を作れるのでしょうか?
ウノウさんの例をヒントに、できるだけはじめやすいよう、整理してみました。

1.<意識>社員の自主性を尊重し、オープンな組織であろうとすること

  • 会社がやらせたいことを押し付けるのではなく、なんでも、興味のあることをやってもらえる機会をつくる。
  • 社員を会社の成長の道具にするのではなく、会社を、社員の成長の道具として使ってもらう。社員の成長の道具になるようなネタがないか、考える。
  • やりたいと思った人が新規事業に携われるよう、オープンな環境、情報共有を心がける。

2.<社内活動>業務の中に成長を共有する機会を組み込むこと

  • 定期的に、社内の勉強会を開く。1週間に1回が無理なら、1月に1回でもいいかもしれない。
  • 当番を決めて、持ち回りで発表する。
  • 一方通行の発表会ではなく、情報交換・成長共有の場になるように注意。最初は発言が少なくても、少しずつ活発さを増していくようにする。飲み会と組み合わせても良い。

3.<社外向け活動>成長や試行錯誤の過程を外部に発信する場をつくること

  • 社員の気付きや勉強した内容、作ったものを、積極的に社外に発信する。
  • 技術者ブログでもいいし、公開勉強会を開いても良いかもしれない。Twitterを利用しても良いかも。
  • 完成したものを出すのではなく、試行錯誤の過程を出すことが大事。あまり構えず「間違ってもいい」と気軽にやる。
  • 外に開かれた組織になることで、ますますオープンな社風になり、社内の活動が活性化して、良いサイクルが生まれる。


いかがでしょうか?
1~3は、単独でももちろん良いですが、すべてやることで、それぞれがいっそう強化される、という特徴を持っています。(だから、成長”サイクル”なんですね。)

大変ではありますが、ここからスタートすることで、必ずチームワークの良い、強い組織になっていくので、とっつきやすいところから始めてみると、いいかもしれません。

「わかるけど、やっぱりきつい・・・」と思われた方へ。

実は、F-Questは、この「成長サイクル」づくりを応援したくて、3の「外部への発信=ブログサービス」を入り口にしてお手伝いしています。

「ブログを書く」ということは、「外に発信する」ということです。
そのためには、他にはないユニークな、書く内容が必要です。
そして書く内容を得るためには、新しいことを自分の中にインプットしなければなりません。
新しいことのインプットはそのまま、書き手の成長につながります。

だから、外部に発信する「ブログ」をスタート地点にして
成長のきっかけを作り、育てるサイクルを作ることが、できると考えています。

だれがどんな内容を書いていこうか?
そもそもどんな会社になりたいんだっけ?
他の会社と比べたユニークなところってなんなの?
という相談からはじまって。

「更新が止まってますよ!」と嫌がられながらもプッシュしたり、
なぜ書き続けられないか一緒に考えたり、
忙しくて更新できないときは、できる範囲でお手伝いしたり、
Twitterをどう使いこなしたらいいかアドバイスしたり。

社内/公開勉強会の企画と開催、集客をお手伝いしたり、
技術者採用のための戦略を練ったり。

新製品ができたら、それを誰に、どうやってPRしたらよいかディスカッションして実行したり。

要は、
「成長サイクルを作りたいのに、忙しくて暇がない」
「今目の前にある、お客さんの案件が最優先で、新しい取り組みをはじめる余裕がない」
という会社さんの成長サイクルづくりを、
その会社の皆さんと仲良くなりながら、社員の一員のようにお手伝いしています。

(理想は、お手伝いをしなくてもいいぐらいの、いい循環を生み出すことなんですけどね。)

お手伝いしている会社は、いま3社。もっと、たくさんの会社のお手伝いをしたいです。
そして、日本に、ウノウさんのようなユニークな会社が増える、一助になれたらいいなぁ、と思います。

最後までお読みくださって、ありがとうございました!
みなさんは、今回のインタビュー、どう思われましたか?
ご感想、ぜひお待ちしています♪ ( ↓コメント↓ / Twitter

 

連載:ウノウラボの秘密

この記事の執筆者

代表取締役 かさぎ 34歳

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