8月2~4週:イベントとか事業計画書とか
2010年08月30日
F-Questは、IT系のベンチャー企業に特化して、企業ブログやTwitterなど、ソーシャルメディアを通じた採用をお手伝いしています。
サービスの概要はこちらをご覧ください:http://www.f-quest.com/product/
この会社の特徴を知る
さて、Blogは、どのように採用につながったのでしょうか?
Blogで非常に効果があったのが、実は、うちの採用面接の質問事項を全部ブログに書いたことなんです。
え!面接内容を公開してしまったんですか?
そう。しかも、その理想的な解答も別エントリで公開しました(笑)
ええっ!問題と解答が事前にわかっちゃうみたいな・・・!?
それが、結果的に、ものすごくよかったんです。まず、応募が殺到しました。理由は、「面接が難しいから」。みんな、「世の中にこんなちゃんとした会社があることにびっくりして」と言って応募してきたんです。そこから採用した人たちは、本当に優秀な人ばかりですね。
試験問題と模範解答を見て、アプレッソさんのレベルが高いことがわかったんですね。
基準を公開したことによって、どの程度のレベルのどういう仕事なのかがわかる。入ったあとも違和感がないし、へんな会社案内よりは全然説得力があるんです。もちろん、面接の内容を公開しても、「志望動機は?」とか一般的な質問をするだけだと全然意味がない(笑)。技術的にこだわっている点がある会社の場合は、すごく効果があると思いますよ。ちなみに、僕が書いた回答編に、それはこうじゃないか?と食いついてきた人もいたりして。この人は優秀ですね、やっぱり。
おお~!でも、応募者が予習してくる弊害はないのか、気になります。
いや、ないですね。「アプレッソ 面接」で検索するとその記事がトップに出るので、大抵の人は予習してきます。もちろん、まったく同じ質問はしませんが、技術的な話をするときに、その記事をベースに話を展開できて、ディープなディスカッションができるというメリットがあります。
「面接」って、どちらかというと面接している側が有利じゃないですか。もちろん、応募してきた人も会社に対して質問したり判断したりできるけれど、どちら かといえば面接者のほうが有利な面がある。予習する時間と題材を提供することで、その不公平感を少なくすることができると思うんです。面接する側からして も、予習してくるかどうかも含め、予習してどこまでできるの?っていうのが、判断しやすくなる。予習の題材を与えても駄目な人は、やっぱり全然だめな人だと思うんですね。逆に、予習したうえで、それはこうなんじゃな いかと食いついてくる人はすごく面白いし、優秀です。
全部を完全にオープンにしたことで、応募も増えたし、応募の質も上がった。この試みは、大成功でした。
すべてをさらけ出したうえで、生まれてくる新しいものに、価値があったということですね。いやー、面白いですね。
Twitterでの採用と、Blogでの採用には、違い はあるんでしょうか?
Twitterはある意味、瞬間瞬間の垂れ流しですが、Blogはまとまってちゃんとしたことを書こうとしますよね。どうしても、Blogのほうがかたくて、Twitterのほうが人間らしさ、オフの面がでます。
そうするとやっぱり、応募してくる人が違います。Twitterのほうが反応はいいですが、こちらのオフの面を見て応募してくるので、一歩間違えると「会社に行って遊んでいてお給料がもらえる」と思われてしまうことがある。まぁアウトプットさえきちんと出してくれればそれでもいいんですが、この人はオン (仕事)ではどうなのか?を判断するのがちょっと難しいです。ゆるさは、入りやすさや親しみやすさにつながりますが、うまく行かなくなったときにネガティブに出てしまうということですね。
そういう意味では、使い分けたり、組み合わせることが必要でしょう。オン(仕事)の部分を強調したいのならブログがいいでしょうし、オフ(人間らしさ)の部分を強調したいんだったらTwitterがいいと思います。
なるほどー。Twitterだけではゆるすぎるし、Blogだけではスキがない。
両方をうまく組み合わせて、合わせ技ができるとベストですね。
では最後に、これから、ソーシャルメディアを使って採用したい、と思っている会社に、ひとことお願いします!

BlogやTwitterなどのソーシャルメディアを使うということは、今までに見せてない情報を、強いところも弱いところも含めて出すということだと思います。
これまでのようにつよみばかり見せて、「無敵な会社」を演出するので は意味がありません。会社の規模の大小にかかわらず、弱さをちゃんと見せることができる会社かどうか。弱さをさらけ出したうえで、何が出てくる会社なのか。そこが、今求められていることではないかと思います。
そうやって情報をさらけ出すメリットは、一言で言うと「信頼関係の醸成」です。採用はもちろん、顧客や見込顧客と、知らないうちにいい信頼関係を構築できて、良い人材採用や、トラブルを未然に防ぐといったはかり知れない効果があると思うので、ぜひ、ソーシャルメディアをうまく使いこなすことをオススメします。
強みだけでなく、弱みを一緒にさらけだすことで、目に見えない信頼関係のネットワークを構築する。それは、即効性のあるものではないけれど、いざというときに必ず効力を発揮する。そして、ネットワークを大きく育てられれば、ブランディングの、採用の、大きな武器になる…。
それは、とにかくたくさんの人に「良い点」だけをアピールするのが常識だった、TVや新聞といったマス媒体の手法とは違う、「ソーシャルメディア」ならではの特性を活かした手法です。ソーシャルメディアをいかに使いこなして自社のPRをしていくかが、企業の未来を分けると言っても、過言ではないのかもしれません。
小野さん、貴重なお話をありがとうございました!
◆参考記事
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